サビで後悔?デメリットは?真鍮表札の経年変化をプロが解説【事例あり】

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こんにちは。DAYS PRODUCT代表の日暮です。

僕のお店には真鍮表札を検討している方から経年変化についての質問がよくきます。

真鍮好きな僕からしたら経年変化は真鍮表札の1番の魅力なんですが、サビて劣化してしまうんじゃないかなど不安を持たれている方がけっこう多いです。

たぶんあなたもそうですよね?真鍮表札の経年変化についての情報って意外と調べても出てこないですし、不安になるのもとてもわかります。

そこで今回は真鍮表札を買った後に後悔しないように、経年変化について基礎的なところから解説していこうと思います。

ではいきましょう!

真鍮表札の経年変化とは?

経年変化前の真鍮表札

表札を探し始めて、初めて真鍮を知った方もいるかと思うので、まずは真鍮という金属についてから説明しますね!

そもそも真鍮ってなに?

真鍮(しんちゅう)とは銅と亜鉛の2種類の金属が合わさってできている、ゴールドのような色味の金属です。黄銅(おうどう)ともいいます。身近な製品(例えば5円玉、ブラスバンドの楽器、仏具など)にも使用されている、意外とポピュラーな金属です。

この色の組み合わせでゴールドになるんですよ?びっくりですよね!
(銅+亜鉛=真鍮)
真鍮の素材構成ちなみに殺菌作用もあります。(銅に殺菌作用があるため)
殺菌作用を売りにしたこんな製品もあったりするんですよ!

真鍮の経年変化とは?

そんな真鍮ですが、経年変化と呼ばれる特徴があります。この経年変化という言葉は真鍮表札を探している中できっと何度も目にしてることでしょう。

この経年変化とは何なのかというと、サビによる変色のことです。

真鍮は空気や水分に触れて酸化することでサビが発生します。これが繰り返されてサビが層になっていくことで、下の画像のようにゴールドの色味から黒っぽい色味に変化していくんです。

真鍮表札の経年変化過程

そう、これがよく目にする経年変化とよばれるものの正体だったのです。笑

真鍮のサビの種類

サビについてちょっと詳しく説明すると、真鍮のサビには2種類あって
↓ひとつはアンティーク調に見える茶色っぽいサビ
真鍮の経年変化茶色いサビ↓もうひとつは青色にも緑色にもみえる緑青(ろくしょう)と呼ばれるサビがあります。(初見じゃ絶対読めません笑)下の写真ちょっと青っぽくなってるのわかりますか?これが緑青です。
真鍮の経年変化緑青
この2種類のサビによって真鍮表札の色は変わっていきます。

真鍮表札がサビで劣化するという勘違い

『サビで劣化しませんか?』

1番よく聞かれるのがこの質問です。
結論からお伝えすると真鍮はサビで劣化しません。

真鍮はサビで強くなる

えっ!?ってなった、そこのあなた。
おそらく、サビっていうとこんな感じのイメージありません?↓
鉄と真鍮の違い
これ、実は鉄という金属のサビです。

鉄のようにボロボロになってしまう金属もありますが、真鍮のサビは違うんです。真鍮は錆びることによって劣化しにくくなるんです!不思議ですよね!
真鍮表札のサビの説明なぜ劣化しにくくなるのかというと、サビが真鍮の表面を覆ってくれることによって保護膜の役割をしてくれるからなんです。どうですか?真鍮ってすごいでしょ?本当は劣化しにくく、長持ちする優秀なやつなのです。

大事なことなので勘違いしてたらメモしといてくださいね。笑

真鍮が劣化しにくいことがわかる製品の例

ここでちょっと真鍮が劣化しにくい金属だということがわかるような製品をご紹介します!

◾️船舶ライト
船で使われるライトには真鍮製のものがあります。海の近くって金属がサビやすいの知っていますか?なぜ錆びやすいかというと塩分で酸化が早まるからです。鉄なんかすぐ錆びます。そんな環境下でも真鍮は劣化しにくいので、船で使われるライトの素材として使われていたります!



◾️水栓

緑青がついてる水栓を見たことありませんか?あれは本体が真鍮だからなんです。水栓の見た目はメッキが施されているため銀色に見えますが、中身は真鍮だったりします。こんなところでも真鍮は使われているんですね!

真鍮表札を雨ざらしの場所に設置したときの経年変化の例

ここまでの説明で真鍮と経年変化についてはざっくり理解できたかと思います!

でも実際に1番気になるのって、真鍮表札がどのように経年変化をしていくのかってところですよね?そこで実際に当店で表札を購入してくれた方のご自宅の表札をご紹介したいと思います。

当店で取り扱っている3種類の色ごとにご紹介しますので、事例を見る前に、先にこちらの色を確認しておいてくださいね。↓

真鍮表札の色別画像

【事例1】 真鍮色/コーティング加工なし

※コーティング加工というのは、変色が気になる方向けに当店でご用意しているオプション加工のことです。完全に変色を防ぐことはできませんが、クリア(透明の)塗装を施すことで真鍮表札の急激な変色を防ぐ効果があります。

◾️設置後、数週間経過↓

真鍮表札の経年変化後の様子HARUYAMA

◾️設置後、3年経過↓

真鍮表札の経年変化後の様子OTA

◾️設置後、3年経過↓

真鍮表札の経年変化後の様子KOIDE

【事例2】 真鍮色/コーティング加工あり

◾️設置後、3年経過↓

真鍮表札の経年変化後の様子TANIKAWA

◾️設置後、3年経過↓

真鍮表札の経年変化後の様子TAMAKI

【事例3】アンティーク1色/コーティング加工なし

◾️設置後、3年経過↓

真鍮表札の経年変化後の様子KOBAYASHI

【事例4】アンティーク1色/コーティング加工あり

◾️設置後、3年経過↓

真鍮表札の経年変化後の様子KOBU

◾️設置後、3年経過↓

真鍮表札の経年変化後の様子OKUDA

◾️設置後、3年経過↓

真鍮表札の経年変化後の様子sato

【事例5】 アンティーク2色/コーティング加工なし

◾️設置後、3年経過↓

真鍮表札の経年変化後の様子SUZUE

【事例6】 アンティーク2色/コーティング加工あり

◾️設置後、3年経過↓

真鍮表札の経年変化後の様子NARITA

ここでご紹介させていただたものは、あくまでも経年変化の一例です。真鍮表札を取り付ける場所や使用環境、地域などによって経年変化の仕方は変わってきますので、ざっくりご参考にしてみてください

真鍮表札を買って後悔しないために知っておくべきメリットとデメリットまとめ

真鍮表札のメリット

  • 劣化しにくい素材なので、何十年も長持ちする
  • 水に強いので、雨ざらしの場所に設置しても大丈夫
  • お手入れしなくても使い続けられる
  • 他の素材ではみられない経年変化を楽しむことができる

真鍮表札のデメリット

  • 色が変わる(サビやすい)
  • お手入れする時はちょっと手間がかかる

    ※真鍮表札のお手入れ方法が知りたい方はこちら↓

真鍮表札の経年変化は楽しもう!

どうでしたか?真鍮表札の経年変化について少しでもご参考になれば嬉しいです。

DAYS PRODUCTでは玄関を真鍮で飾りたい方向けに、真鍮切り文字表札や真鍮ポストをオーダーメイドで作れるサービスをご提供しています。2019年から始めて今年で4年目今までの製作件数は1000件程になりました。

経年変化についてのご質問や製品に関するご相談など、何でもお気軽にお問い合わせしてくださいね!

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